編集部ブログ

文化

2020.07.29

よい本との出逢いを

 例年だと、もう夏休みの時期ですが、緊急事態宣言下でのコロナ休校があった影響で、東京のほとんどの小中学校で夏休みの開始が遅くなっています。弊社近くの小学校からも毎日児童の元気な声が聞こえて来て、当たり前だった日常が変わったのを、こんなところからも実感します。

今年の夏は、コロナの影響で、例年より遠出したり娯楽施設を利用する機会が減りそうという人も多いでしょう。こういう時こそ、日常の生活を見直し、充実させるチャンスです。あの時読んだ一冊で人生が変わった、ということも大袈裟でなくあり得るでしょう。これからも弊社は、皆さまと本の良い関係を作るためのお手伝いをできたら、と考えています。

全ての人が、良い本と出逢えますように。

2020.07.14

「世界に広がる工芸の輪」展開催(石川県)

 いしかわ生活工芸ミュージアム(石川県立伝統産業工芸館)で「世界に広がる工芸の輪」として、日本の伝統工芸を愛する世界の作家とその作品を紹介する企画展が、7月17日(金)~8月24日(月)の予定で開かれます。『漆に魅せられて』のスザーン・ロスさんの作品も展示される予定です。
『漆に魅せられて』のスザーン・ロスさんの作品

いしかわ生活工芸ミュージアムで開催される「世界に広がる工芸の輪」チラシより

2020.07.13

梅雨の「しとしと」ふる雨は何処へ?

 先日、雨のため車での移動中に聴いていたラジオで、気象予報士の人が、最近の日本の梅雨は「しとしと」という表現が使えなくなってきたと話していました。そして、梅雨が昔のように静かな趣のある雨ではなく、豪雨となり頻繁に災害をもたらすようになってしまったと嘆いていました。

雨の擬音語は、「しょぼしょぼ」「しとしと」「ぽつぽつ」「ぱらぱら」「ばらばら」「ざあざあ」などがあり、後ろに行くほど雨脚が強くなるのだとか。(「しょぼしょぼ」は聞いたことないですが、これは生まれ育った地域によるかもしれません)

気象の変化が、言葉に影響を与えていくことは、どうしようもないことではありますが、豊かで美しい日本の言葉はいつまでも残って欲しいものです。

2020.06.30

スザーンさんが小学校の教科書に登場

 昨日に続き、漆アーティストのスザーン・ロスさんの話題です。

 今年、ACジャパンのキャンペーンで、スザーンさんの仕事への取り組みが流れているので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

 「職人の道は、一つの生きる道」「作らないとこの文化はすぐ消えてしまう」「人類のために、この漆文化、残してほしい」

 漆文化を愛し、日々、その表現に情熱的に取り組んでいるスザーンさんの言葉が、沢山の人に伝わってほしいと思います。

 そんなスザーンさんが、今年、小学5年生の教科書に登場しています。

 漆の美しさに魅かれ、その思いだけを胸に、一人来日し、昔ながらの伝統工芸の世界に飛び込んだスザーンさん。

 ところで輪島塗は、大雑把に言って、木地(きじ)作り、下地から上塗りまでの少なくとも数回漆を重ね塗りするきゅう漆の工程、そして、加飾とよばれる、美しい飾りをつける工程―例えば、沈金(ちんきん)、蒔絵(まきえ)など、全部で100以上もの工程があるそうです。ご存知でしたか!?(*'▽'*)

2020.06.29

スザーン・ロスさん「日本の良いところを失わないで!」

 通勤途中に野菜の無人販売所が数店あり、時々利用します。旬の新鮮な野菜が手に入るので、とても重宝しています。日本には、当たり前のようにある無人販売ですが、日本以外の国にはあまりないようで、初めて無人販売所を目にした外国人は「盗まれないの?」「自分の国ではあり得ない!」などと衝撃を受け、感動するそうです。

人が見ていなくてもきちんとお金を支払う、誰も見ていないからといって盗まない、こういう日本の美風は、いつまでも残って欲しいですね。

漆に魅せられて」の著者・漆芸家のスザーン・ロスさんは、著書の中で次のような話を紹介しています。イギリスで生まれ育ったスザーンさんの日本観は、日本人とは視点が違い、非常に興味深いです。

 「東京に最初に来て驚いたことは、道端に植木鉢がいっぱいあったことです。イギリスだったら、すぐに盗まれてしまいます。

2020.05.27

良いものを長く使う

 先日、靴の修理屋に行ったときのこと。修理方法についていろいろ質問していると、お店のご主人が「昔は革靴を修理しながら10年以上も大切に履いている紳士がいたものだよ。」と懐かしそうに話してくれました。

いまは服飾品でもなんでも、安く使い勝手のよいものが手に入りやすい時代ですが、良いものを手入れしながら長く大切に使うというのは、とても心豊かなライフスタイルだなと感じます。

日本の伝統工芸品である「漆」も、美しく軽く頑丈で、一度持つと一生ものの品なのだそうです。残念ながらいま日本の漆工芸は後継者不足でこのままでは途絶えてしまう、というところまで来ています。

イギリス人のスザーン・ロスさんはそんな漆文化を担う、輪島在住の漆職人です。(最近ではACジャパンのCMにも出演していらっしゃいます。)

漆に魅せられて』はスザーン・ロスさんが来日した当時のエピソードや人生で大切にしていることを楽しく語ったエッセイです。美しい漆作品や、手作りで改装した工房、能登の美しい自然の写真も多数掲載しています。

2020.05.06

もうすぐ母の日

今年の母の日は5月10日ですが、新型コロナウィルス感染拡大で販売が落ち込んでいる花業界では、10日の母の日に限らず5月いっぱいにわたり花を贈ろうという「母の月」キャンペーンが始まったそうです。

先月末から我が家でも花を飾るようになりました。花の香りや生命力に気持ちが和らぎ癒されています。なぜ今までやっていなかったのか!と思うくらいです。この習慣はコロナがおさまっても続けようと思っています。

草花が美しい季節にぴったりの俳画集『行く道に花の咲かない道はなく』は贈りものにもおすすめです。

2020.05.05

自宅で過ごす時間に電子書籍を

 緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。不要不急の外出を自粛するよう要請されているため、自宅で過ごす時間が長くなっているという方も多いのではないでしょうか。自宅で過ごす時間が長ければ、読書する機会も増えると思うのですが、書店の休業や営業時間短縮が相次いでいて、好きな本を買うのも今までのように気軽にはいきません。書店に並んだ多くの本の中から自分の読みたい本を探すのは楽しいものですが、こういう状況ですので、電子書籍にも目を向けてみるのはいかがでしょうか。

紙の本に馴染んでいる方にとって、電子書籍はちょっと敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、スマホ、タブレット、パソコン、などインターネットにつながる機器があれば大丈夫です。電子書籍を購入するために会員登録をしたり、支払い方法を設定したりというのがやや億劫に感じられるかもしれませんが、登録が済んでしまえば、手軽に電子書籍を購入することが出来ます。

漫画中心の電子書籍サイトも多いのですが、以下のサイトなら、一般書を多く扱っており、弊社の書籍も購入できます。

honto

https://honto.jp/ebook.html?cid=ip_hb_hm_03

紀伊国屋書店 Kinnopy(キノッピー)

https://www.kinokuniya.co.jp/

BOOK☆WALKER

https://bookwalker.jp/

amazon

https://www.amazon.co.jp/

ぜひ、上記サイトで「桜の花出版」で検索してみてください。社会全体が大変な状況に置かれていますが、弊社の書籍が何らかの形で皆様方のお役に立てれば幸いです。

2020.05.04

漆芸作家 スザーン・ロスさんからのメッセージ

 漆芸作家であり、弊社の『漆に魅せられて』の著者でもあるスザーン・ロスさんは、今年1年、ACジャパンの全国キャンペーン新聞広告とラジオCMで、「認め合うことが、チカラになる。」というメッセージを発信しています。

新型コロナで今までの価値観の転換を求められていますが、いつまでも変わらぬ大切なものもあるはず。

本の冒頭で、スザーンさんはこう語っています。

「この本は、人生に関する本であり、幸せと、それを失うことに関する本でもあります。

日本の知恵で世界を救うことについて語った本であり、日本人が、歴史ある美しい文化を、そうと知らずに捨てていることを知らせる本です。

そして、人生の中で大切なものは何か、ということについて、私たちの価値観を問い直す本でもあるのです。」

今日は、そんなスザーンさんの言葉を本の中から紹介したいと思います。