編集部ブログ

2020年05月

2020.05.30

『国民のための名医ランキング 2021~2023』2020年夏に向け

発売前ですが、『国民のための名医ランキング 2021~2023』はお近くの書店で注文可能です。ISBNコード、978-4-434-27599-9 とお伝え下さい。今年に入り、読者や書店の方にちょくちょくお問い合わせ頂きます。「2016年版、2018年版があり、名医ランキング2020は出版されないのですか?」と。大変お待たせしております。調査等に大変時間と労力がかかり、前回版から3年を要しました。今、急ピッチで出版に向けて追い込み作業をしています。お問い合わせ頂く度に、待っていて下さる読者の方々の熱意を感じ、大変励まされています。

ところで、医療技術は日々進歩しています。新薬や新しい技術開発は大きくニュースでも取り上げられます。しかし、それが自分自身が受ける医療となると、自分にとっての最適かどうか名医に判断してもらう必要があります。治療にはメリットデメリットが常にあり、一つの治療を選択する際に、そのリスクがどの程度のものか見極めて、きちんと説明してくれるのも名医の条件の一つだと思います。この名医ランキングは、常に自分だったら、自分の家族だったら、自分の友人だったらという気持ちで作ってきました。決して名医をランキングすること自体が目的ではありません。ランキングによって、自分の状況に合わせて選択することができます。どんなに遠くても№1に受診したい、少しでも早くある程度近くの医師に受診したいなど、希望や治療に費やせる時間と労力も、人それぞれであり、どうするかは自分自身でしか決められません。

2020.05.28

『THE NEW KOREA』再発見

 『THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代(とき) 』の著者、アレン・アイルランド(Alleyne Ireland 1871-1951)の生涯について、日本ではまだ詳しく分かっていないことが多いです。それらを少しずつ調べていくのもこの本の魅力です。アイルランドは「ピューリッツァー賞」を創設した、ジョーゼフ・ピューリツァーの秘書でもありました。1920年に『An adventure with a genius; recollections of Joseph Pulitzer』というピューリッツァーの回顧録を出版しています(2019年に一部映画化されました)。

その6年後の1926年に『THE NEW KOREA』は出版されました。日本語版の表紙で使われている筆者の写真が大変印象的ですが、他の写真はいまのところ見つかりません。あるのはアメリカ人のイラストレーター、アルバート・スターナー(albert sterner 1863-1946)が残した『The traveler』と題したスケッチです。1926年に描かれたもので、まさに『THE NEW KOREA』が発売された年のアイルランドの姿です。その印象的な眼に映った、1920年代の「朝鮮が劇的に豊かになった時代」とはどんなものだったのでしょうか。生涯に亘る研究成果の集大成というべきものが、『THE NEW KOREA』です。イギリス人の植民地学専門家が見た日本と韓国の併合分析。是非、一度読んで頂きたく思います。

2020.05.27

良いものを長く使う

 先日、靴の修理屋に行ったときのこと。修理方法についていろいろ質問していると、お店のご主人が「昔は革靴を修理しながら10年以上も大切に履いている紳士がいたものだよ。」と懐かしそうに話してくれました。

いまは服飾品でもなんでも、安く使い勝手のよいものが手に入りやすい時代ですが、良いものを手入れしながら長く大切に使うというのは、とても心豊かなライフスタイルだなと感じます。

日本の伝統工芸品である「漆」も、美しく軽く頑丈で、一度持つと一生ものの品なのだそうです。残念ながらいま日本の漆工芸は後継者不足でこのままでは途絶えてしまう、というところまで来ています。

イギリス人のスザーン・ロスさんはそんな漆文化を担う、輪島在住の漆職人です。(最近ではACジャパンのCMにも出演していらっしゃいます。)

漆に魅せられて』はスザーン・ロスさんが来日した当時のエピソードや人生で大切にしていることを楽しく語ったエッセイです。美しい漆作品や、手作りで改装した工房、能登の美しい自然の写真も多数掲載しています。

2020.05.26

森上逍遥先生のHPが出来ました

弊社より『侘び然び幽玄のこころー西洋哲学を超える上位意識―』『人生は残酷である―実存主義(エリート)の終焉と自然哲学への憧憬』の2冊の著書がある森上逍遥先生。新しくホームページを立ち上げ、ブログで新刊情報などを発信されています。

2020.05.25

マックスさん、ユーチューブで発信開始!

 弊社より「アメリカ人の本音 - The truth about Americans」と「アメリカ白人の闇」の2冊の著書がある

歴史研究家のマックス・フォン・シュラーさんが、ユーチューブで発信を始めました。

現在、「自己紹介」と「日本大好き外国人マックスと語る話題のニュース&雑談【初ライブ】」の2本の動画がアップロードされています。

軍事や第二次世界大戦の歴史に大変詳しいマックスさんですが、YouTubeでは時事ニュース、アメリカの情報、国際問題についても解説するそうです。

日本人とは違った視点を持つマックスさんのお話は、非常に興味深く、耳を傾ける価値は大いにあると思います。

ぜひ、マックスさんのYouTubeをご覧ください!

【日本大好き外国人】5分でわかるMAX【自己紹介】

https://www.youtube.com/watch?v=9aEs_AjkfAc

日本大好き外国人マックスと語る話題のニュース&雑談【初ライブ】

https://www.youtube.com/watch?v=CbTxCPl-KxE

2020.05.22

食料自給率向上を

農作物の自給率が日本では4割を切ったと話題になったのが、いつだったでしょうか。マスク不足で、中国からいかに多くの製品を買っているか、日本でいかに製品が作られなくなってしまっていたか、改めて実感しました。新型コロナ流行で、一時は、世界中の輸出制限が食物まで及ぶのではないかというニュースもありました。幸い現時点では大丈夫のようですが、食物のように生命維持に必須のものは、最低限自国で作れる体制にしたいところです。そのためには、有事の時だけ騒ぐのではなく、何より日頃から関心を寄せていく必要があると反省しています。

弊社では、2016年11月に『メイド・イン・PRCの恐怖』という本を出版しました。「PRC」は、中華人民共和国の英文表記「People's Republic of China」の頭文字を取ったもので、この表示は中国産を意味しています。「Made in PRC」と書いてあっても、パッと目には中国産とピンと来ないですね。本を出版してから3年半経とうとしていますが、状況は改善しているでしょうか? シャープのマスク販売に申し込みが殺到し倍率100倍以上だったことにも、国産の安全な製品を買いたいという皆さんの思いが感じられました。

まさに今の問題に通じますので、『メイド・イン・PRCの恐怖』の前書きより一部ご紹介致します。

2020.05.21

老年科(高齢診療科)って何?

大学病院など大きな病院では高齢者を専門に診る、『老年科(高齢診療科)』を設けているところがあります。高齢者は若年成人の医療とは異なった特徴を持っているので、小児科と同じように科を独立させて診療にあたっています。全身の病気を診る、総合診療科の高齢者版といったところでしょうか。これを『老年医学』と言うそうで、学会があり、専門医資格(老年病専門医)も認定されています。

高齢診療科が診療することが多い病気としては、認知症、動脈硬化性疾患全般、呼吸器疾患(嚥下性肺炎、COPD、間質性肺炎、肺がん)、骨粗鬆症、圧迫骨折、睡眠時無呼吸症候群などのほか、食欲不振や体重減少の精査などがあります。ご高齢で複数の病気を抱えていて、どの診療科に行けば良いか迷っている方、はっきりとした病名が分からない方は一度、老年科を受診されてください。内臓系の病気から整形外科など、診療科の枠を越えて相談に乗ってもらえます。老年科がある病院はまだ少ないですが、超高齢化社会を迎え、今後はますます重要になってくる分野といえます。『国民のための名医ランキング』では、老年科・認知症の分野を掲載しています。是非、ご参考にされてください。

2020.05.20

生活リズムと自律神経

初夏の陽気が続いていると思ったら今朝はグッと気温が下がり肌寒いくらいで驚いてしまいました。こういうときは体調を崩しがちなので気を遣います。また、外出自粛で家にいる時間が多いと生活にメリハリも付きにくくなります。

不規則な生活で生活リズムが乱れることは、心や体のあらゆる不調に繋がっていきます。よく「自律神経の乱れ」から体調を崩すと言われますが、そのしくみや自律神経を整える方法をご存じですか。そこには免疫システムや喜怒哀楽といった感情が大きく関わっているといわれます。

わがままに老い支度ーいずれ来る孤独への30の提案』では、1987年から20年にわたって放送され、人気を博した『午後は○○おもいッきりテレビ』のホームドクターでおなじみの松原英多医師が、いまこそ見直したい健康の基本を分かりやすく軽快に語っいます。

2020.05.19

新型コロナ後の国際情勢の行方

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため全国に発令されていた緊急事態宣言も39県で解除され、事態の終息も見えてきた感じです。しかし気を抜くと再び感染拡大が起こる可能性があるので、ここからが正念場とも言えそうです。皆様のご健康をお祈りします。

ところで米中はコロナの発生源について、互いに非難を繰り返していますが、果たして真実が明らかになる日は来るのでしょうか。中国の隠蔽体質は日本人の想像の上を行くものがあります。2011年に高速鉄道の事故が起きた際に、事故車両が埋められたことに驚いた方も少なくないはずです。中国の政治について、中国共産党という組織について、日本人の多くは、ほとんど何も知らないと言っても過言ではないのかもしれません。しかし中国という大国は、日本にとって利益もリスクも大きな存在です。中国との付き合い方を、私たちはもっと深く考えないといけないのではないでしょうか。

弊社刊『日本掠奪―知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態 』は、そんな中国の恐ろしい面を教えてくれる書籍です。今読み返してみても納得のいく内容で、中国を理解するには大いに助けになってくれるはずです。是非ご一読を。

2020.05.18

台湾新幹線と並行して走る100年前に日本が建設した「縦貫線(台湾縦貫鉄道)」

 一昨日、16日(土)より、NHKで日台共作のドラマ『路(ルウ)~台湾エクスプレス~』が始まりました。

台湾新幹線プロジェクトの軌跡を軸にして、日本人と台湾人の心の絆を描いた吉田修一氏の傑作小説をドラマ化したものです。

全3回にわたって放映されるそうで、物語の展開に加えて、台湾各地の風景も楽しみにしています。

2007年に開通した「台湾新幹線」は台湾の主要交通機関として今ではすっかり定着しているそうですが、この新幹線と並行するように走っているのが「縦貫線(台湾縦貫鉄道)」。この鉄道は、台湾が日本の統治下にあった100年以上も前に(1908年全通)、日本人と台湾人が力を合わせて建設したものです。日本と台湾には、100年の時を超えて強い絆があるんですね。

弊社刊『日本人はとても素敵だった』では、著者の楊素秋さんがこの縦貫線に乗って(路竹駅~台南へ)、中学受験に行く場面から始まっていますが、素秋さんは、日本時代を振り返り「古き良き時代」だったと次のように懐かしんでいます。

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