編集部ブログ

2021.02.09

あした生きるために今日を生きる

 2月9日は手塚治虫さんの命日であるため、一部では「漫画の日」ともされているようです。ちなみに、手塚治虫さんの誕生日は11月3日(文化の日)で、この日は「まんがの日」に制定されています。

手塚治虫さんといえば、代表作の一つである「ブラック・ジャック」が有名で、自身も医師免許を持っていたことが知られています。手塚治虫さんが亡くなって32年になる現在、医師や看護師になったきっかけが「ブラック・ジャック」だったという話もよく耳にします。世界中がコロナ禍に見舞われているいまの状況に手塚治虫さんが生きていたら、医療関係者や患者に対して、あるいは感染の危機にさらされている人々に対して、どんなメッセージを送ってくれるでしょうか。きっと、困難な状況でも生き抜くことの尊さを伝える作品を描いていたのではないかと想像します。

手塚治虫さんの作品では、現実の残酷さや理不尽さが描かれることが少なくありませんが、そこには希望や救いも描かれます。現在は、世界中に新型コロナが暗い影を落とし、生きることが困難な状況に置かれている人が多くいます。しかし、手塚治虫さんなら、コロナ禍の中だからこそ、未来に目を向けることは大切さを伝えてくれるのではないかと思います。
代表作である「火の鳥 黎明編」の中に、手塚治虫さんはこんな言葉を残しています。
「人間は何万年も、あした生きるために今日を生きてきた」