編集部ブログ

2021.02.05

『THE NEW KOREA』再発見(6)

1910年の日韓併合について両国の専門家や一般市民は様々な意見を持ち、論議がされてきました。日韓問題の根底に日韓併合があるのは間違いないことです。日韓併合から110年経過したわけですが、当時を知る人はほとんどいないというのが現実です。実際、タイムマシーンに乗って、当時の韓国や日本を見たいと思うことがあります。彼らはどんな生活をしているのでしょうか。そして、日本人と韓国人はどう関わっているのか。知りたいことは山とあります。残念ながら実際に当時を見ることは不可能ですから、当時を知る人の証言、文献が一つのヒントとなると思います。

そこで推薦する記録は、併合から16年後に英国人の植民地研究家であるアレン・アイルランドが書いた書籍『THE NEW KOREA』です。日韓問題について感情的な議論が多くなってしまうのは仕方がないことだとは思います。しかし、冷静に当時を知る人の記録を読むことは日韓双方にとって重要なことです。また、同時期に世界ではどのようなことが出来事として起こっていたのかを知る必要もあります。著者のアイルランドは世界40カ国を旅し、各国の政治・社会を分析してきました。そして、韓国で総督府の記録を読み、韓国人、欧米人、日本人の話を聞き、日本の統治について何が起きたのかを記録をしました。『THE NEW KOREA』は日韓問題を語る上で必読書であり、他では語られていない貴重な情報が満載です。