編集部ブログ

2020.06.19

新型コロナ対策「集団免疫作戦」のスウェーデンに異変

 スウェーデンは、国民に大規模な外出自粛を求めず、徐々に集団免疫を獲得するという方針を取ってきました。6月に入り、感染者の比率は他の北欧諸国に比べはるかに高く、死亡率は世界最悪の部類に入るとのニュースが報じられました。各国で、國土の広さや人口密度、年齢層、医療状況など違い、一律にこの方法が適していると言えませんが、スウェーデンが新型コロナウイルス対策に成功すれば、経済的ダメージを最小限にして人命も守るというモデルケースになったはずです。しかし、どの時点なら各国の対策に評価を下せるのか、難しいところです。

 日本はダイヤモンド・プリンセス号の対応では世界中から大バッシングを受け、その後、日本の対策は理由は分からないけれど何故か上手くいっている(らしい?)との評価も得ました。現在の数少ない抗体検査の結果からはまだ何ともいえませんが、日本人の新型コロナウイルスの抗体保有率は高くなく、今後の第二波、第三波の対応次第といえます。自粛により鬱症状の人も増え、運動不足による健康への影響も今後心配されています。飲食業は取材しやすいのか日々のニュースに上りますが、製造業や農業などの基幹産業への影響の真の評価はまだ見えていません。感染症は、世界同時にパンデミックになっても輸出規制など懸念があり深刻ですが、今回のスウェーデンのように、他の欧米諸国とピークがずれると(ずれたように見えると)、「経済再開に踏み出す欧州諸国のお荷物に」などと叩かれてしまいます。いずれにせよ、まだまだ、気が抜けないことだけは確かです。

一日も早く、安全にワクチンや特効薬が使えるようになることを祈るばかりです。