編集部ブログ

2020.06.01

零戦パイロット・原田要さんを偲んで

 弊社より『零戦老兵の回想』と『わが誇りの零戦』の2冊の著書がある

零戦パイロット・原田要さんが99歳でお亡くなりになり、善光寺で「お別れの会」が執り行われてから、

もうすぐ丸4年が経とうとしています。月日の早さには只々驚くばかりです。

生前、原田さんは、戦争は二度とやってはいけないと仰っていました。

同時に、戦争で尊い命を擲った人たちがあったからこそ今の日本の平和があるのだから、

その人たちに感謝しなければいけないとも仰っていました。

在りし日の原田さんを想い浮かべると、原田さんの想いを次代に繋いでいかなければ!!という気持ちがふつふつと湧いてきました。

今日は、原田要さんを偲んで、原田さんの想いを『わが誇りの零戦』の中から紹介したいと思います。

 「私は零戦の写真を戦友と見立てて、毎日欠かさずお参りをしています。あの戦争で十七、八歳の若い青少年までが、お国のためだと一生懸命に命を捨てて戦いました。亡くなった彼らも苦しかった筈です。しかし、そういう人たちがいたからこそ、日本は何とか戦えたのだと思います。残念ながら戦争には負けてしまったけれども、戦友の苦しかった思いを皆さんに伝えていくために、あの時代を知っている我々が一生懸命真相をお話ししなければいけないと思っています。お話しすることで、理解してくれる人が多くなれば、それが一つの彼らに対する弔いに通じるのではないかと考えています。早く日本が、そういった命懸けで戦った人たちを敬って手を合わせるようなまともな国になって欲しいです。」

「我々の思いを繋いで行くのは皆さんしかいないのですから、かつて我々に国の未来を託した先輩たちがそうであったように、私も残る皆さんを信じて思いを託して征こうと思っています。願わくば本書を多くの方に読んで頂き、戦争の罪悪と平和の尊さを理解され、未来永劫、明るく住みよい、安心して生活出来る世の中のために尽くされることを切望しています。どうぞ皆さん、この老兵の思いを継いで、日本人として恥ずかしくないよう堂々と胸を張って、世界中の人たちと手を取り合って未来を切り拓いて行って下さい。その先には、自ずと世界の平和と幸せが待っていることでしょう。」