呆れた中国兵

私の家にもありましたが、当時の電気屋には店先の机の上に電球がつくかどうかを調べるソケットがありました。これは聞いた話ですが、ある電気屋で電球を買って帰った中国兵が、家に帰って電気をつけてもつかないと文句を言ってきたそうなのです。電気屋の主人がつかないはずがないと言うと、本当についていないと言うので、「よし連れていって見せろ」と言って見に行きました。

見た途端に、おやじさんは怒るのを忘れてケラケラ笑い出したのだそうです。なんとその中国兵は、机に穴を開けてそこに電球を突っ込んでいたのだそうです。おやじさんは、「僕たちのは線がついていて、ちゃんと電力会社から電気を買っているんだ。これじゃあつくはずないじゃないか」と言ったのですが、中国兵には、気の毒なことに電気って何なのか分からないのです。

また、こんなこともありました。中国人が荒物屋で蛇口を一つ買いました。台湾の人間が蛇口をひねったら水が出て来るから、これは不思議だといって自分も一つ買ったのです。それで蛇口をつけて蛇口をひねってみたのですが、水が出ません。そこで、水が出ないと言って荒物屋のおやじさんを殴ったのです。おやじさんもなぜ殴られたのか、てんで分からなかったという話です。

そして、その中国人が「お前は詐欺師か。お前の家の水は出るのに、俺の家の水は出ないじゃないか」と言うのだそうです。水が出て来ないなどということは、常識で考えてもまずありません。おやじさんが見に行ってみたら、壁に穴を開けて蛇口だけ付けて水を出そうとしていたというのです。

中国人の生活はそういうレベルだったのでしょう。私たちには、こう言っては申し訳ないですが、野蛮人みたいでした。一方、彼らは、台湾の生活が珍しくてしょうがなかったのです。


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