新大山道場 極真館の夜明け

強い空手こそ極真空手である。そして、武道空手の追求にこそ最強への道がある。生涯を空手の修行に捧げ極真の道を全うしてきた男達が、最強を取り戻すために新団体を設立。新たなスタートを切ったその道程を語る。

新大山道場 極真館の夜明け
  • 著者:盧山初雄・広重毅
  • 定価:1,400円(税別)
  • ページ数:200ページ
  • ISBN-10:4795276889
  • ISBN-13:9784795276888
  • 発売日:2003/03/15
  • サイズ:B6判 18.8x13x1.6cm
  • 発行元:桜の花出版

内容説明

2002年11月、盧山、廣重両師範らが極真会舘を突如離脱。いわゆる「ビジネス空手」「ショー空手」とは一線を画し、故・大山倍達総裁の求めた武道空手、世界最強の空手というものを復活させるために再スタートを切った。それは極真の原点であり、伝説と化した有明省吾、黒崎健時、大山茂、大山泰彦、中村忠、大沢昇、芦原英幸、添野義二、山崎照朝、盧山初雄、ジョン・ブルミン、ピーター・マクレーンら錚々たるメンバーが一撃必殺の恐怖の荒行を為していた「大山道場」時代を目指したものである。

新たなる出発にあたって 盧山初雄

私たちの師である故・大山倍達総裁は、その生涯をかけて武道空手としての極真空手の完成を追求しておられました。空手の道を志した弟子たちが武道としての空手を地道に研鑽していくことによって、強さとともに人間として完成し、社会にとって役立つ人間を育成するという壮大なる目標を持っておられたのです。

それは総裁が口ぐせのように言われていた「頭は低く目は高く、口を慎んで心広く、孝を原点として他を益す」という言葉に集約されています。その武道空手の理念は「極真精神」とも呼ばれ、門下生たちの心の支えであり、人生の指針でもありました。私たちは、大山倍達門下生の一員であることに限りない誇りを持ち、その教えを指針として極真の道を全うすべく、生涯をかけて努力精進を続けていく決意です。

そして、大山倍達総裁の武道空手の理念と極真精神を正しく継承し、広く普及して、発展させていくことが使命だと考えています。

目次

序文

世界最強の原点「大山道場」-盧山初雄
  強くなりたい-大山道場へ入門
  本当の空手を目指していた大山総裁
  雲の上の存在達
  剛の天才と柔の天才
  あいつができるなら俺もできる
  強くなりたいという執念
  限界を乗り越えろ
  延々と続く基本メニュー
  地獄の組手
  組手の恐ろしさを教わる
  どうしても強い生徒がほしい
  道場破りは戸板に乗せて帰せ
  極真の黒帯の強さを見せた
  どうだ強いだろう
  思い出の喧嘩
  ずっと腹を減らしていた初合宿
  なぜ強さに憧れたのか
  強さの中に安らぎがある
  総裁のご遺志を継ぐ

大山倍達総裁の思い出-廣重毅
  総裁の凄さ
  イヤー、君大きいね
  内弟子時代
  闘う時は腰から動け
  顔面を一発よ!
  試割りこそ空手の醍醐味
  何百人もの人間を食べさせていた
  思想家として大山倍達
  人によって見せる顔が違う
  最後まで総裁を演じた

盧山館長・廣重最高顧問対談
  空手は天職だった
  異様な風体の恐い先輩
  体に染み込んだ極真の精神
  エネルギーの塊だった大山道場時代
  常に基本に戻る
  数見選手の激しさ
  常に生き死にを意識する空手
  日本人に足らないもの
  空手は本当に強いのか?
  最強を取り戻さないといけない
  飽くなき強さの追及
  最強・大山道場の復活
  顔面攻撃なしの空手の台頭
  美しい空手を目指す
  中村先生のスピード
  意拳は特殊能力を開発する
  師の霊的な導き
  生涯の師
  師匠達の不思議な力
  「道」伝える
  総裁の残した遺産を増やす
  これからの組織作り
  武道空手と大会の意義
  強さと安全さを目指して
  青少年の非行に歯止めをかける
  再統合の可能性
  様々な武術を取り込む
  体が道義に慣れる
  「学ぶ」に国境はない
  空手人生

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