蔡敏三(さい びんぞう)
- 日本名:吉田政弘
- 大正14年(1925年)、日本統治下の台湾・嘉義生まれ。
- 土木技師として台南州庁勤務の父:蔡天助と母:黄氏怨の二男一女の長男として生まれる。
- 台南市立末廣公学校、台北工業学校(土木科)卒業。
- 台北工業高校在学中の16歳の時に父を亡くし、卒業後は一家の大黒柱として家族を支える。
- 日本株式会社西松組勤務を経て、第二回海軍特別志願兵で召集され、敗戦までの1年半の間海兵団生活を送る。染料工場(副工場長)勤務のあと、建築士として活躍する。
- 敗戦後の大変な時期を「日本精神」とキリスト教を心の拠り所として乗り切ってきた。
- 現在も日本の書物を熱心に研究している。辛口の人柄から日本に対して厳しい言葉もあるが、それも日本を愛するが故である。