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日韓併合を生きた15人の証言 「よき関係」のあったことをなぜ語らないのか

―日本統治時代の証言から見えてきた「良き関係」と文化差による 「誤解」―

今こそ読まれるべき貴重な証言を収めた『生活者の日本統治時代』の改定増補版


この本は、15年前に出版された書籍の増補改訂版である。 元書籍は現在書店には出回っておらず、古書しか手に入れることが出来ない。 著者から弊社へ是非再版したいとの申し入れがあり再版の運びとなった。

本書は、日本人だけでなく韓国人も含めて、日韓併合時代の朝鮮で生活した人の証言を集めた本である。 実際の体験者が少なくなっていく中、証言の価値は今後ますます高まっていくだろう。

また、資料として日韓併合前後の写真も新たに加えられている。 それらの写真と合わせて本文の証言を読んで頂ければ、よりリアルに当時の生活が迫ってくる。

元本をお持ちの読者の方にも手に取って頂きたい書籍である。

日韓併合を生きた15人の証言
  • 著者:呉 善花 著
  • 定価:1,400円(税別)
  • ページ数:304ページ
  • ISBN-10:4434208624
  • ISBN-13:9784434208621
  • 発売日:2015/7/27
  • サイズ:四六判版
  • 発行:桜の花出版

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風化させてはいけない併合時代の生の声

私は戦後五十五年経った二〇〇〇年に、日韓にわたる日本統治時代の生活体験者からの直接の「聞き書き」を通してこの問題に接近してみました。ほぼ一年間をかけての仕事でしたが、それをまとめたのが『生活者の日本統治時代』(三交社)に収録した「聞き書き」です。研究といえるほどの研究ではありません。それでも、生身の声を通して見えてくる「生活者にとっての日本統治時代」がどのようなものであったか、それがいわゆる「過酷な植民地統治」といわれるようなものとはおよそ別のものであったこと、その一端を示すことがかろうじてできたのではないかと思います。本書は、その生身の声を再び掲載し、当時の写真資料なども加えて改めて世に問うものです。日韓併合について、異民族統治という政治支配のあり方それ自体が悪だという観点があるでしょう。

しかしそのことと、そこでどのような生活が展開されていたかはまったく別の問題です。異民族統治下でのほうが解放後よりもずっとましな暮らしができていたという例はいくらでもあります。異民族統治以前の政権や解放後の政権のほうがよっぽど横暴で国民を弾圧したという例は少なくありません。日本統治時代の朝鮮は、明らかにこの例に属するものです。だからこそ「日本統治時代の体験者ほど親日感情・親日意識をもつ人が多い」のです。これが揺るぎない事実として認められる日が来るまで、私は本書で述べたのと同じことを繰り返し主張し続けることになるでしょう。≪はじめに より引用≫

人々の生活模様が見えてこないのはなぜか

日本統治時代の朝鮮で、日本人と韓国人との間に、どんな生活模様が展開されていたのか。実はこの点が、戦後韓国に広くいきわたっている「日帝三十六年の支配」のイメージからスッポリと抜け落ちています。簡単に言えば「日本人は韓国人にひどいことをした」で終わっていて、実際的、日常的な日本人生活者との関係の質がどんなものだったかが、真摯に論じられたり追求されることはありませんでした。ただ「日本はどのように悪辣な朝鮮統治を行なっていたか」ということが主張されるばかりで、現実の生活世界でどんなことがあったのかは無視されてきました。これは戦後日本でもほとんど同じです。

しかし私が最も関心をもつのはそこです。そこが「実態抜きの悪印象」で固まってしまっていることが、「日韓和解」への道を大きく妨げているからです。当時の生活の実態が広く客観的に人々に知られるようになり、そこで得られた知識や感覚を繰り込んで、「日韓問題」をみつめ直すことができれば、「日韓和解」は急速に進むはずなのです。≪はじめに より引用≫

制度を超えた人と人との行き交いの実際を知りたい

日本統治時代の朝鮮でも、そうした人間と人間の行き交いがあったに決まっているのです。ようするに、「お上はお上、私たちは私たち」という世界です。しかしながら、その実態にふれたり、その実態を描こうとすると、「日本統治を正当化」するのか、といったおかしな言葉がしばしば返ってきます。それは、日韓併合時の「よき関係」がクローズアップされることを政治的に排除したい人たちが日韓双方に少なくないからです。≪はじめに より引用≫

なぜ体験者からの「聞き書き」が必要なのか

政治的・制度的な歴史の評価について、現在でも日韓の人々の間にはかなりの相違があります。その相違は、社会的・生活的な歴史が実証を踏まえてきっちりと研究されていないことに大きくかかわっています。日本人からすれば、韓国人の日韓問題への対応は、知識人、庶民を問わず、かなりエキセントリックなものと映らざるを得ません。それは韓国人の対応のなかには、政治的・制度的な歴史においてばかりではなく、社会的・生活的な歴史においても「日本人は韓国人にひどいことをしたんだ」という「大前提の思い」が、感情と切り離すことができない状態で入っているからです。ほんとうにあった実態を知らずにそうなっているのです。

社会的・生活的な面で「日本人は韓国人にひどいことをした」と、言えるだけの材料はいまだに提出されていません。おそらく、これからも見つかることはないでしょう。

社会的・生活的な歴史こそ、実態をはっきりさせなくてはなりません。これについて日韓ですっきりと合意をみることは、政治面での合意よりもはるかにたやすいはずです。なぜならば、そこにあるのは理屈抜きの事実だからです。もちろん、生活的な事実を直視しようとの両者の了解が前提ではあるのですが。

十五年前に私が行なった「聞き書き」はわずかなものにすぎなかったのかもしれませんが、現在において、その証言が持つ意味は、ますます重要なものとなっていると思います。≪はじめに より引用≫

誰も聞かなかった生活者の実体験

韓国人が教わらない日本統治時代の真実の歴史。韓国人が「日本からひどいことをされた」と語る時、そこには政府、官憲、そして個々の日本人が一体となって、非情、横暴、残虐な行為をしたという気持ちが込められている。

しかし、当時を体験した人々の証言から見えてくるのは、個人 レベル、市民レベルでの、横暴、非道、残虐なことはほとんどなかったということだ。

私が話をお聞きしただれもが「当時のことを聞きにきてくれたのは、韓国人のあなたがはじめてです」と言った。

韓国人からの「聞き書き」全般から受けた最も大きな印象は、韓国で一般に流布されている日本統治時代の様相とは大きく異なるということだった。とくに私たち戦後反日世代の「日帝イメージ」とはかなりかけ離れている話だった。≪本文より要約引用≫

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