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■目 次 

本書上梓によせて i

はじめに―あなたはユダヤ教を何も知らない
全てを捨てて新たな自分を発見せよ 2
あらゆるものの内に見えるもの 4
特別な民、ユダヤ人の特別な仕事 7
自らの井戸を掘りそこに魂を見出せ 9
ユダヤ教の中にある様々な考え方 10

第一部 キリスト教もイスラム教もユダヤ教から派生した
■第一章 神という概念の意味するもの
神はあらゆるものに存在する・カバラ的考え 20
神の創造を見習って行動せよ 22
否定形でしか表せない神 23
神は何故悪を創られたか 24
善と悪の違いを知れ 26
この世を善くし世界を完成させる使命 27
奇蹟とは神が与えられたものを理解する能力 29
オラム・ハバ(来るべき世界)で受ける魂の報酬 30
神が人を探し求めている 33
神と人との愛人のような親密な関係 34
■第二章 ユダヤ人の行動を根本で律する『聖書』
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の礎 38
「タナハ」と、そこから除外された外典と偽典 39
『トーラー』=律法、ユダヤ人が格闘し続ける書 42
『ネビイーム』=預言書、預言者達の言葉 45
『ネビイーム』は律法の心を問う 48
預言者達が律法に生命を吹き込む 50
『ケトゥビーム』=諸書、ユダヤの知恵と愛、苦悩、そして魂の書 53
聖書は本当に神の御言葉か? 56
■第三章 ユダヤ人が神聖視するもの『タルムード』
聖書よりも重視されている書 62
真理はただ一つではない・並記される様々な主張 64
二つのトーラー、成文律法と口伝律法 66
ユダヤ教はラビの宗教 67
ユダヤ教は進化し続ける宗教 69
■第四章 ユダヤ人の心の奥底にある神秘主義
ユダヤ教に受け継がれてきた隠された教え 71
神との神秘的合一という教え 72
ユダヤ神秘主義の様々な流れ 75
神へ至る道は一つではない 78
今日の神秘主義思想の深まりと多様化 79
現代カバラの危険性 81
大衆化した神秘主義・ハシディズム 84
カバラにおける輪廻の意味 86
■第五章 ユダヤ人にとっての数が持つ意味
ユダヤ教では人数を数えてはいけない? 92
ユダヤの数え歌・一から十三までの数の意味 93
様々な意味を持つ数・十、十二、四十の意味 100
組み合わさった数の意味 102
千年は永遠との境目 105
■第六章 神の概念と現代科学的思考
この世界は偶然の産物か 110
ユダヤ教の教えは科学と合致する 113
天地創造に要した時間 116
アブラハムが見出した神についての革命的な考え 119
様々な神の御名とその意味 123
ユダヤ人の存在こそ神の存在証明である 127
ユダヤ人は全ての人のために選ばれた民族 131

第二部 世界はユダヤの律法に影響されている
■第七章 世界中が日曜に休むのは何故か
安息日がユダヤ人を守ってきた 136
安息日は上等な食事をとる機会 139
安息日がもたらした晴れ着の習慣 142
安息日とは神との契約の印 145
安息日には日常の義務から離れる 147
人生を考える訓練をする日 149
世界に影響を与えた安息日の考え 151  
■第八章 祈りという名の自己との対峙
自分を振り返るために祈る 154
神を深く知るために祈る 157
バビロニアからの帰還と祈りの形式の始まり 160
祈りがユダヤ民族を今日まで存続させた 163
聖なる帰還の地、エルサレムに向かって祈る 165
ユダヤ人はエルサレムという中心を持った特別な存在 167
遠い過去から未来へと繰り返していく一つの祈り 168
ユダヤ人は全ての人のために祈る 170
祈りには質的な差がある 175
祈りの形式が敬虔さを深める 176
■第九章 ユダヤ人の行動を縛るもの・戒律
宗教の枠を超えユダヤ人の生き方を示す法 179
超越者、神より直接授かった戒律 180
第一の戒律は人間の中にある神の意識の明確化を命じている 183
第二の戒律こそユダヤ人的発想の由来 186
ユダヤ人の心の特質は神の捉え方にある 189
神の二面性と安息日の関係 190
十戒に従うための六百十三の戒律 192
第五の戒律「あなたの父母を敬え」とキリスト教的愛の実態 195
神は法を制定する権威をラビに与えられた 198
預言者が法の解釈をしない理由 201
似て非なる二つの行い・戒律に従う意識 203
■第十章 ユダヤ人が許しを乞う時
ユダヤ教における神に対する罪の贖い方 208
ユダヤ教における人に対する罪の贖い方 211
神への道に戻るためのテシュバの手順 213
テシュバにならなかった担任の先生の謝罪 215
テシュバの完成のための最後の段階 216
他人を許すことは義務である 217
究極の贖罪・死 219
贖罪のいけにえとは自分の身代わりである 221
ヨム・キプールの日を個人的に決める 222
贖罪において最も大切なこと 225
災いの原因を自らの中に探す 226
身体の不調は道徳的警告である 228
ヨム・キプールの善悪の秤と「生命の台帳」 229
もう一つ善い行いをして秤を善い方に傾ける 231
■第十一章 ユダヤ人は何を祝うのか
ユダヤ暦の新年祭・ロシュ・ハシャナ 235
様々な罪を浄める期間 236
贖罪の日・ヨム・キプール 239
果たせなかった誓いの赦免・コール・ニドゥレイ 240
仮庵の祭・スコット 243
もう一日お祭りを・シュミニ・アツェレット 246
律法読了の祭・シムハット・トーラー 247
神殿奪還の祭・ハヌカ 248
樹木の新年と雨期の始まり・トゥ・ビ・シュバット 251
ユダヤ人殲滅回避の祝い・プリム 253
プリムは大騒ぎが出来る日 255
出エジプトの記念・過越祭 257
最も美しい儀式、セデル 258
発酵していないパン、マツァの意味 261
十戒を授かる・シャブオット 263
神殿破壊の悲しみの断食・ティシャ・ベアヴ 266
第七月から始まるユダヤ暦の新年 270
■第十二章 ユダヤ人が己に課す苦行・断食
精神を集中させるために断食をする 274
審判が終わる日、ヨム・キプールの厳粛な断食 275
ティシャ・べアヴの神殿破壊を悼む断食 278
神殿破壊に関わる様々な断食日 280
厳かな断食日と楽しい祭の関係 282
ユダヤの存亡を賭けたエステルの断食 283
死を免れた感謝の印、初子の断食 284
悪夢について断食をする 285
断食よりも大切なこと 286
イスラム教の断食・キリスト教の断食 288
■第十三章 ユダヤ人は何を食べ、何を食べないのか
コシェルとカシュルートの意味の違い 293
食規範は神聖さの意識 296
聖書に示されたコシェルであるもの 297
コシェルに適った屠殺の方法 300
食肉から血を取り除く作業 302
ユダヤ人が後肢部を食さない理由 303
「肉と乳を混ぜてはいけない」という教えの解釈 305
皆が菜食だった理想郷への回帰 309
異文化の中でのカシュルートの行い方 310
ユダヤ人が狩猟を行わない理由 313
イスラム教とキリスト教における食規範 315
カシュルートの境界での解釈の仕方 317
■第十四章 ユダヤ教の教師・ラビという存在
ユダヤ教的背景が違う父母 321
ユダヤ教の環境に囲まれて育つ 323
誰がユダヤ教への責務を果たすのか? 325
ユダヤ教の教えにはあらゆる人への救いがあった 326
ラビとして皆に教えを形として示す 328
ラビは人々の人生に関わっていく 329
ユダヤと非ユダヤの接点という仕事 332
ラビとキリスト教会の司祭の違い 333
聖職者は神により近いか? 335
■第十五章 歴史に見るラビの姿
ラビ以前の称号、ラブとラバン 340
称号のないものが最も格式が高い 341
中世のラビは精神的指導者であり裁判官だった 343
ラビとは本来無報酬の仕事 344
中世以前のラビは学者だった 347
啓蒙主義により世俗性を求められたラビ 349
ラビの役割に対するプロテスタントの影響 352
プロテスタントを手本にした米国のユダヤ人組織 354
現在のラビに課せられた様々な役割 356
地域の権威者が下すユダヤ法の判断 358
ラビ職への女性の参加・今後の課題 361
■第十六章 ユダヤ人は何を学んでいるのか
二千年以上前から全ての男児を教育 364
古代ユダヤにおける人生の各段階 365
幼児期教育の制度を作り上げる 368
革命的だった公的教育と宗教教育 370
『タルムード』による教育の利点 372
ゲットーからの解放後、近代化を目指したユダヤ教育 374
米国に移住したユダヤ人の教育事情 375
公共教育とユダヤ教育両立のための苦労 378
世界の構成員の一人として現在の状況を学ぶ 380
二極化していくユダヤ教の教育の現状 382
ユダヤ教を身近に感じさせる教育を目指す 387

第三部 来るべき世界に備えて
■第十七章 ユダヤ人の求める救世主
メシアとは神によって油を注がれた者 392
理想の王、メシアを様々な人物に求めていく 393
他の民族を導く光のような存在に 396
ユダヤ教は人々を左手で押しのけ右手で招き入れる 398
「油を注がれる」という象徴 400
メシアの到来を告げる者、預言者の四つの特徴 401
異教の預言者四百五十人と対決した預言者エリヤ 403
ディアスポラとゲットー、差別と迫害の時代 406
新しい「メシアが到来した時代」という考え 407
■第十八章 メシア運動とは何か
メシアであることの証明 410
十七世紀の偽メシア・シャブタイ・ツヴィ 411
ハバット派のカリスマ・ルバビッチ・レバ 414
ヨセフス・フラヴィウスが記録した偽メシア達 415
ユダヤの歴史最大のメシア運動・キリスト教運動 416
不可解なイエス・キリストの復活という考え 418
「奇蹟」を論ずることは出来ない 418
預言者は神の御言葉を述べ、イエスは自らの言葉を述べた 420
イエスはユダヤ教の「伝道師」だった 421
ユダヤ教とキリスト教の分岐点・バルコクバの反乱 423
■第十九章 審判の日という考え方
敵、そして自らが審判を受ける日 428
預言者イザヤが語る審判の日 430
捕囚時代の預言者、エゼキエルが語る審判の日 434
預言者ゼファニヤの終末論的預言 437
イスラエルの民の勝利を預言する預言者ゼカリヤ 439
スコットからメシア時代が始まる? 443
一年に一度「審判の日」が訪れるという新しい考え 444
この世の生こそ神からの贈り物 447
■第二十章 ユダヤ人は自由をどう考えるのか
悪の存在は必然的なものである 451
悪行を善行に転ずる 454
天命は必ず成就する 456
人間の行いが究極の時を早める 458
神の手の中にある人間の自由 462
■第二十一章 ユダヤ人は死をどう考えるか
死後の国「シャオール」という考え 467
来世の考えが変化し始めたシリア支配下のユダヤ人社会 469
ユダヤ教を禁じたヘレニズム政策とマカビの反乱 470
来世に報酬を得る「オラム・ハバ」という新しい考え 473
来るべき世界に関連したイエスの「山上の説教」 475
ラビが想像する来るべき世界の様子 478
安息日に来るべき世界を垣間見る 481
来るべき世界とはこの世を正しく生きるための手段 483

終わりに・ユダヤ教から見た世界
ユダヤ教は全ての人は平等であると説く 488
ユダヤ人とは唯一の神に最初に気づいた特別な民族 489
重い責任を負うが故に特別な民族 491
カトリック教会の思想にあったユダヤ人迫害の起源 495
アウシュビッツに十字架を掲げるべきか・調査の出発点 498
ユダヤ人の責任とキリスト教徒の無責任 500
誤解から始まった暴力の歴史 501
自分自身を愛するように、隣人を愛しなさい 503
ユダヤ人の帰還によるイスラム教徒との関係の変化 507
人生の哲学というユダヤ教と仏教の共通点 510
ユダヤ教は第一に愛と憐れみを説く 511
全ての偉大な宗教の根本の教えは同じである 513
それぞれの宗教における真理 515
完全な世界を創り出すというユダヤ教の目的 518 

 ユダヤ暦と祝祭日一覧 524
 
聖書時代のユダヤ教略年表 525

 索 引 537

 引用文献・取材協力者略歴 539

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